【ネタバレあり感想】名探偵コナン 100万ドルの五稜星の感想を正直に語る

名探偵コナン劇場版最新作（第27弾）観てきました。

今回はネタバレありで感想を自由に列挙していきます。

私はコナンファン歴20年以上であり、そんなコナンジャンキーが本作を観てどう思ったのかを率直に語っていきます。

同じコナンファンであれば共感できることもあるかもしれませんが、同じコナンファンであっても共感できない内容もあるでしょう。

一個人が思ったことを書き記していきますので「ふーん、そう思ったんだー」くらいの感覚で読んでいただければと思います。

なお、私は一度しか観ておりませんので、少し説明に誤りがあったらすいません。コメントで教えていただけると幸いです。

何度も言いますが本記事はネタバレを含みますので、未見の方は以下の記事を読んだうえで劇場へ足を運んでみてください。

あらすじ

北海道・函館にある斧江財閥の収蔵庫に、怪盗キッドからの予告状が届いた。今回キッドが狙うのは、幕末を生きた新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀だという。ビッグジュエルを追い求めるキッドが、なぜ刀を狙うのか…？一方、西の名探偵・服部平次とコナン達も、函館で開催される剣道大会の為に現地を訪れており、犯行予告当日、平次がキッドの変装を見事見破り追い詰めるが…！？

時を同じくして、胸に十文字の切り傷がつけられた遺体が函館倉庫街で見つかる。捜査線上に浮かび上がったのは、“死の商人”と呼ばれ、アジア一帯で武器商人として活動する日系アメリカ人の男。彼は戦時中の軍需産業に深く関わっていた斧江家初代当主が函館のどこかに隠したとされるお宝を探していた。それは、当時、日本の敗色濃厚だった戦況を一変させるほどの強力な兵器だという噂も…そして、そのお宝とキッドが狙う刀はどうやら関係があるようで、刀を狙うキッドに対し、謎の“剣士”の影が迫り…

引用：映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」公式HP

作品情報

監督	永岡智佳
原作	青山剛昌
脚本	大倉崇裕
製作年	2024年
上映時間	111分

感想

エンタメ作品としてはとても面白い

・まず言っておくと「めちゃめちゃ面白い」です。まだ一度しか観ていませんが、2回以上観に行く可能性も十分にあります。アクションも激しいので、IMAXで観るのもいいと思います。

・まず冒頭のツカミからカッコいいです（土方歳三が登場）。

・映画「迷宮の十字路」のオマージュが多い。例えばタイトルの「みちしるべ」が「クロスロード（十字路）」とリンクさせているように感じられました。

・大岡紅葉が平次の電話番号を「旦那様」と登録していたのが面白かった。

・今回園子が現地に来れませんでしたが、まさかのリモートで参加しました。コナンたちが情報を読み取りやすいように文書をデータ化して送信するなどシゴデキなところを発揮しました。

・全体的に間延びせずにテンポが良かったです。でも、テンポよすぎるがゆえに観客を置き去りにしている感も見受けられました。

サスペンス要素

・犯人は何となくわかった方が多いかもしれません。でも、論理的な説明込で犯人に辿りつくのは極めて困難だと思いました。その点、本作は過去作と比べてちょっとミステリーが難解すぎたかなという印象です。

・暗号は作品を観ながら解読できた人は多分いないでしょう。

メッセージ性

・物語のメッセージ性は少しぶれていたと感じました。「人間の愚かさ」とか「兵器の怖さ」とか、メッセージ性がとっ散らかっているなあという印象を受けました。とっ散らかってはないのかもしれませんが、「伝わりづらいな」という印象を受けました。一体全体どこを一番重要視しているのかが分かりづらい。

・中森警部が撃たれた後、キッドが雨に打たれながら思い悩んでいる様子はかなりレアな描写。キッドの心が大きく動いている場面であり、非常に考えさせられます。

アクションシーンについて

・「アクションがすごすぎて人間やめている」というツッコミは不毛だと思いますが、実際人間やめています。

・ツッコミを入れるのは不毛だと思うが、あえて言及すると「石川五右衛門かよ！」と思ってしまいます（映画「燃えよ斬鉄剣」参照）。キッドからのトランプ銃も刀ではじき返すし、ラストなんて飛行機の上でチャンバラするし。

・キッドは瞬時にいろんな人に化けすぎ！もうちょっと準備が必要でしょう（笑）フィクションなので、このようなツッコミを入れてもしょうがないけど、いくら何でもちょっとルール違反なレベルかな？

登場人物

・博士以外の少年探偵団は正直いらなかったと思いました。あまり要らないキャラを無理に登場させるくらいなら、その時間を使ってミステリー解決のシーンをもう少し丁寧に描いた方が良かったのではないかと思います。

・「紅葉はいらない」という意見が散見されましたが個人的には居て良かったと思います。なぜなら、「平次と和葉が結ばれるかもしれない場面に紅葉がいないのも不自然だろ」と思ったからです。

残念だったこと

・ちょっとコナンの活躍が薄れすぎている感があります。特に今回はキッドばかりがフューチャーされています。

・蘭のキャラがあまり良くなかったかなと思いました（以下の記事に詳細を書いております）。

詳しい酷評については以下の記事をお読みくださいませ。

来年の予告

来年は長野県警がメインキャラクターとなるみたいです。

長野県警編はシリアスな事件が多く、アニメでも残虐性の高い描写が含まれます。

また、県警メンバーのキャラがとにかく濃いです。すべての県警の中でも長野県警はトップクラスに濃いので個人的には楽しみです。

まとめ

いかがだったでしょうか？

いろいろ言いましたが、映画体験としては非常に有意義な時間を過ごせました。

みなさんはどう思ったでしょうか？

今日もご愛読いただきありがとうございました。