全米で大ヒットしたらしい映画「恋するプリテンダー」を早速観てきました。
今回はネタバレありで正直な感想を言っていきます。
タイトルで「つまらない」という言葉を使っていますが、結論面白かったです。
と言うのも、筆者も一応レビューサイトで他の人の感想を確認したんです。
そうすると「ストーリーがありきたり」「王道なラブコメだった」みたいな感想ばっかりだったんです。
そういった方々をバカにする意図は一切ありません。
でもこれだけは言いたい。
「そんなこと観る前から分かってただろ(笑)」
一応言っておくと、予告編などを一切見ずに本作を鑑賞すると「ありきたりだな」と感じた人もいたでしょう。
でも、たいていの人は王道ラブコメなことくらい分かったうえで映画館に行ったと思います。
なので、私は「ストーリーがべたすぎだよww」みたいな面白くない感想は言いません。
……と言いたいところですが、ぶっちゃけ深く考察するような映画でもないんですよ(笑)
それにやっぱりストーリーがありきたりというのは確かにその通りなんですよ。
今回はゆるく感想を言っていきますので、ぜひ聞いてってください。
「ネタバレあり」と言いましたが、そんな大したネタバレはないです。
この類の映画でネタバレがあるとしたら、「主演の2人が最終的にくっつくのか?くっつかないのか?」の2択しかないですよね?
それではさっそくいきましょう!
あらすじ
弁護士を目指してロースクールに通うビー(シドニー・スウィーニー)は、街角のカフェで出会った金融マンのベン(グレン・パウエル)と最高の初デートをするが、ちょっとした行き違いによって燃え上がったはずの恋心が一気に凍りついてしまう。数年後、そんな2人はオーストラリアで同じ結婚式に出席することになり最悪にも再会!真夏のリゾートウェディングに皆が心躍らせる中、周囲も気を遣うほどの険悪ムードな2人だったが、復縁を迫る元カレから逃げたいビーと元カノの気を引いてヨリを戻したいベンは、お互いの望みを叶えるために恋人のフリをするというまさかのフェイク・カップル契約を結ぶ。果たしてウソつきな2人は、最高のカップルを演じきることができるのか…⁉ オトナ男女の意地とプライドを懸けた”××きゅん”ラブゲームの火蓋が切って落とされる!
引用:映画「恋するプリテンダー」オフィシャルサイト
作品情報
引用:映画「恋するプリテンダー」オフィシャルサイト
原題 | Anyone But You |
監督 | ウィル・グラック |
主演 | シドニー・スウィーニー、グレン・パウエル |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2024年 |
上映時間 | 103分 |
主演2人のプロフィール
シドニー・スウィーニー / ビー
1997年12月12日、アメリカ/ワシントン州スポケーン生まれ。 10代の頃からテレビや映画に小さな役で出演し、その後『フェイク・ガール 偽りの少女』(2018)、『悪霊館』(2018)などの作品に主演。
2019年はシドニーにとって転機の年となった。クエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)で、マンソン・ファミリーの少女スネーク役を得、人気テレビシリーズ「ユーフォリア/EUPHORIA」(2019~)では主演のゼンデイヤの幼なじみの姉キャシーを演じ、大ブレイク。
2022年には「ユーフォリア/EUPHORIA」の演技で、プライムタイム・エミー賞ドラマ部門の助演女優賞にノミネート、また同時に「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」(2021)でもリミテッド・シリーズ部門の助演女優賞にノミネートされた。
2023年は、ローリング・ストーンズの“Angry”のミュージックビデオに出演し話題を集めた。
引用:映画「恋するプリテンダー」オフィシャルサイト
グレン・パウエル/ ベン
1988年10月21日、アメリカ/テキサス州オースティン生まれ。
10代のころから俳優として活動し、『スパイキッズ3-D:ゲームオーバー 』(03)で映画デビュー。NASAの宇宙開発計画を支えた女性数学者たちを描いた『ドリーム』(16)では宇宙飛行士ジョン・グレンを演じて映画俳優組合賞を受賞。リチャード・リンクレイター監督の『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』(16)でも注目され、『セットアップ:ウソつきは恋のはじまり』(18)に主演。
世界的大ヒットとなったトム・クルーズ主演の『トップガン マーヴェリック』(22)では海軍の熱血飛行士のひとり、ハングマンを熱演。パウエルは撮影中の徹底的な訓練でパイロット免許を取得した。
リチャード・リンクレイター監督作品の常連でもあり、『ファーストフード・ネイション』(06)、アニメ映画『アポロ10号 1/2:宇宙時代のアドベンチャー』(22)にも出演し、“Hit Man” (23)が待機中。
次回作は1996年の大ヒット作『ツイスター』の続編“Twisters“ (24)。
引用:映画「恋するプリテンダー」オフィシャルサイト
率直な感想
「THE推し活映画」
引用:映画「恋するプリテンダー」オフィシャルサイト
主演の2人をずっと眺めているだけのいわゆる推し活映画です。
感覚的にアイドルのライブを観に行くような感覚です(筆者はアイドルのライブに行ったことありません)。
なので、そもそも捻りのあるストーリーなんて求めること自体不毛だと思います。
本作もファンにとってはたまらないファンサービス満載でしたよ。
濡れ場もありますが、生々しさや汚さはなくて雑誌の表紙に使えるくらい綺麗なベッドシーンだったと思います。
見える景色もバックで流れる洋楽もオシャレでサイコーでしたね!
邦画好きな人には合わないかも
偏見かもしれないことは重々承知で言いますが、「洋画よりも邦画が好きな人」には合わない映画かもしれません。
というのも、洋画より邦画が好きな人って、共感性を求める傾向があると思うんです。
洋画のノリって、日本人のノリとは違うと思うんですよ。
そんな海外の人のノリについていけずに洋画をあまり観ないという人は筆者の周りでも結構います。
本作も「THE洋画!」という感じのノリでした。
ちなみに筆者は海外のノリがこの上なく好きですけど。
何も考えずに頭空っぽにして楽しめる
頭使わずに観ることができます。
だって主演2人のナイスバディと美貌を眺めているだけなんですから。
ちなみに筆者はあまりにもキラキラしている2人を見せられたので「自分もこんな風になりたい」と思うと同時に劣等感に苛まれました。
でもまあ、たまには劣等感に苛まれるのもいいじゃないですか。
劣等感も上手く利用すれば、日々努力する起爆剤になり得ますから。
意外と脇役も良い
脇役でLGBTの方が登場します。
その2人の兼ね合いも面白いです。
なので、「何のひねりもないコテコテの王道ラブストーリー」と一言で片づけるのも少しもったいないかも。
この2人もなかなか良いスパイスになっていたと思います。
ラストはスマート【ネタバレあり】
最終的に2人はくっつきます(笑)観る前からみんな分かっていたと思いますが(笑)
でも日本のラブコメとは少し違ったクライマックスでした。
日本のラブコメでも、ラストシーンで主人公がヒロインを追いかけることってよくありますよね。
でも日本映画だったら、なぜかわからないけどダッシュで街中を駆け抜けてヒロインの元へ行きますよね(笑)
頑張っている感を出しているところが、「いかにも日本人www」って感じがしますよね。
タクシーを使うとかもっとスマートにやればいいのに、なぜか顔面ぐしゃぐしゃにしながら、交通事故に遭いそうな勢いで我を忘れて市街地をダッシュで駆け抜けます(笑)
現実世界であれをやっている人はいないと思いますが、マジで交通事故に遭いかねないのでやめた方がいいと思います。
そして、ヒロインの元へたどり着いたときには、瀕死の重傷を負っているレベルで息を切らしています。
気合と根性で生きてきた日本人の魂が宿っているんでしょうwww
でも、本作のクライマックスでは非常にスマートにヒロインの元に行きます。
わざと海に飛び込んで救助隊を呼んでもらい、ヘリコプターで移動します。
映画はフィクションなんで、この行為が迷惑かどうかはどうでもいいんですが、とても合理主義を感じます。
筆者は日本人でありながら気合と根性だけで生きてきたような、いわゆる体育会系ではないので、海外の人の合理的かつ、スマートな行動はめっちゃ好きでした。
まとめ
いかがだったでしょうか?
正直な話、今回はあまり書くことがありませんでした(笑)
観た人の中には「しょーもなwww」と思い、駄作だと判断する人もいるでしょう。
でも筆者が思うに、駄作かどうかなんてどうでも良くて、主演2人のファンにとってはただライブに来ているだけなんですから(たぶん…)
2人のファンじゃない筆者でも2人の美男美女っぷりに思わず見とれてしまいましたから。
ただし、映画にストーリー性などを重視している人は楽しめない傾向があるかもしれません。
劇場に観に行く価値は十分にあると思います。
また、家のリビングで作業用BGMとして流すようなオシャレ映画でもありました。
筆者は本作をオススメできます!
また、本作の監督ウィル・グラックの過去作も面白いので観てください。
今日もご愛読いただきありがとうございました。
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